
なぜ低学年が大切なのか
早生まれ母は娘が生まれてからというもの、小学校の低学年の時に学校で娘がどのように過ごせるかを考えていました。
というのも、
早生まれの子が挫折感や劣等感を一番感じやすいのは1年生の時
と考えていたからです。
これは早生まれ母の実体験に基づくのですが、幼稚園まではあまり感じたことの無かった劣等感を小学校1年の時から強く感じるようになったからです。

幼稚園では折り紙や絵を描いたり、歌を歌ったりダンスをしたり、他人との差を自覚するようなカリキュラムはあまり存在しません。
でも小学校に入ると計算を競わせられたり、テストがあったり、他人の行動を意識することが増えてきます。
小学校1~2年生というのは生まれ月の差がまだ大きく作用する時期です。
同じぐらいの能力を持った子であれば、生まれ月の差はそのまま能力の差として出てきてしまいます。
子供の能力ではない生まれ月の差で挫折感や劣等感を感じてしまうのです。
低学年の学習内容って?
小学校1~2年生の勉強は算数では足し算、引き算、掛け算、単位計算、簡単な分数、図形等、国語はひらがな、カタカナ、漢字(1年生:90文字、2年生:180文字)を勉強します。

さて、この小学校1~2年生の内容は一般的な日常生活をおくっている方で大人になった時にできな~い!という方っていらっしゃるでしょうか。
かなり少ないのではないかなと思います。
ということは、小学校1~2年生で勉強する内容はほとんどの人はできるようになる内容ということなのです。
いつかはほとんど人ができるようになる内容であれば、そもそもの能力差は影響しにくい勉強内容と言えます。
ではどうすれば生まれ月の差を埋められるのか
賛否両論ありますが、早生まれの子には「先取り学習」が必要であると考えています。
「先取り学習」という言葉を聞くと「そこまでしなくても学校の勉強についていければそれでいい」とお考えの方も多いと思います。
でも、小学校入学時点で早生まれの子は7歳になったばかり。遅生まれの子が幼稚園(保育園)の年長さんになってすぐの頃に小学校の勉強をしているようなものなのです。
学校の授業内容は早生まれの子に合わせたペースではありません。
早生まれの子は遅生まれの子に比べ、小学校の勉強そのものが先取り学習状態なのです。
ですので、「先取り学習」という言葉にとらわれる必要はないのです。
先取り学習にはこんな効果もあります
小学校に入ると子供たちの環境は大きく変化します。
環境の変化に弱いお子さんは学校に行くのだけでも大変なんてこともあります。
娘のお友達は学校に行くのを嫌がってお母さんが毎朝学校の玄関まで付き添ってるご家庭が数家族ありました。

付き添いは1年生の間ずっと必要だったようで、「学校へ登校してくれるだけでいいの・・・」とおっしゃっていました。
偶然もあったと思いますがすべて早生まれのお子さんのご家庭でした。
宿題をしようとすると学校を思い出すので宿題をするのも一苦労。
なので漢字をちゃんと記憶できるようになるまで学習するなんて事ができないので漢字テストは毎回再テストなのでさらに学校が嫌いに・・・という悪循環におちいってるとお悩みのようでした。
でもそんなお子様たちも2年生になるとみんな付き添い無しで登校できるようになりました(^^
ですから、入学前に1年生のお勉強が終わっていれば
- 勉強ができるから学校が楽しいと思いやすい⇒成功体験へともつながる
- 宿題が簡単に感じるので⇒学習習慣が身につく
- ひらがな、カタカナ、漢字を覚えていれば「とめ」「はね」「はらい」などに注意して文字を書かせる等、さらにステップアップした内容で学習に取り組める
- 学校の勉強が復習となるので知識が更に定着する
そして1年生で「できる!」と感じた成功体験は2年生以上でも円滑な学校生活に役に立ちます(^^
どの月生まれの子でも低学年でいかに円滑な学校生活を送れるかでその後が左右されると思いますが、早生まれの子は低学年のうちは早生まれの子特有の幼さで円滑にいかない子が多いのも事実です。
早生まれの子ほど、円滑な低学年生活を送れるよう入学前に検討しておきましょう!
コメントを残す