
中学受験を考えているパパ・ママ塾でとても人気の問題集「きらめき算数」。早生まれ娘も取り組んでみました(*^-^*)
早生まれ娘が取り組んだ様子を見て感じたことを記事にしたいと思います。
「きらめき算数」とは?
女子も男子も御三家への合格率が定評のある塾「SAPIX(サピックス)」が出版している算数の問題集です。
算数の問題集といっても計算などはなく、パズルや思考に特化した問題集です。
入学準備編~5年生までが出版されています。
「きらめき算数脳」以外にも類似問題集として「きらめき思考パズル(数センス、図形センス等)」もありますが、この記事では「きらめき算数脳」についてのみ取り上げます。
通塾するにはまだ早いけど、家で何もしないのは不安・・・という方にはピッタリだと思います。
ページ順には解かない
問題集と言えば
基本⇒応用⇒発展
のようになっているのが普通ですよね。
でもきらめき算数は各問題が☆1~☆3までにレベルわけされていて、難易度順に並んでいません。
パズル的な問題は慣れも必要ですから、ページ順は無視して難易度の低い物から選んでやりましょう。
きらめき算数を解くにはパズル・思考力以外にも必要な力があります
早生まれ娘の場合、1~2年生編は1年生の頭の方では全く歯が立たず解けませんでしたが1年生終わりの頃からは☆1なら1人で解けるようになり、2年生の夏休み前には全部解くことができました。(もちろん間違いはありましたよ)

きらめき算数はパズル系問題ではありますが、パズル系の能力以外にも
- 問題の前提文が長いため例の部分を理解するために読解力
- 各問題の条件も複数あり、ワーキングメモリや条件整理能力
こんな能力も必要となってくるため、早生まれ娘は公文で読解力がついたおかげで解けるようになったのではないかと思います。
ですので
きらめき算数脳ができないからといって「パズル系が苦手・思考力が無い」というわけではありません。
きらめき算数脳が解けないから中学受験は無理!!
というわけではありません。解けない要因は他に無いか探してみましょう。
思考力系だからと言って最初から一人で考えさせない
きらめき算数脳に取り組むご家庭では「一人で考えてできるようになってほしい!」と思ってこの問題集を選ぶ方が多いと思います。
「一人で頑張ってみて!」
と思うのですが、思考力にもある程度パターンがあり、そのパターンをひねり出すところから期待するのは少々酷な事だと早生まれ母は思います。
難しい!と強く感じさせてしまうと算数嫌いにさせる要因ともなります。
受験の時までに一人で考えられるようになっていれば良いのです。
今すぐに一人で考えられるようになることを過剰期待するのはやめましょう。
解けない時にはこんなフォローをしてみましょう
きらめき算数脳を解く時に解けない場合、お子さんが引っかかっているのは大きく分けると以下の2パターンです。
- 前提もさっぱり理解できていない
- 前提も理解しているし問題の意味も理解しているけど答えが分からない
1.前提もさっぱり理解できていない場合のフォロー
まずはお子さんに問題を1回音読させてみてください。
文を変な所で切っていないかを確認してください。変な所で切っているときはその文を理解していないという事です。
文節を正しく読めていた時は読んだ言葉の中で分からない言葉が無いかを聞いてみてください。例えば娘は「パネル」の意味が分からず問題が解けなかったことがありました。
それでもまだ「う~ん」な時は合計で3回音読をさせてみてください。
それでもまだ「う~ん」な時は次はパパ・ママが問題を音読をしてみてください。
文を読みながら内容を理解する事は子供にとっては難しい事です。
読んでもらったら「あ!分かった!」が結構あります。
それでも「う~ん」な時は前提・問題の解説をしてあげましょう。
2.前提も理解しているし問題の意味も理解しているけど答えが分からない
きらめき算数脳はその問題毎にテーマがあります。
- パズル問題
- 調査問題
- 条件整理問題
- 場合分け
- 数の組み合わせ
などなど。これは回答の方に載っています。
まずはお子さんが得意なテーマと苦手なテーマを見つけましょう。
きらめき算数脳は解説が難しく、ヒントを出すのも難しいので(答えを言ってしまう事になる事がほとんど)全部ダメ!!な場合は1学年下のきらめき算数脳できらめき算数脳の考え方に慣れる事をおススメします。
もし得意なテーマが見つかった場合はまず得意なテーマで☆1~3までやってしまい、苦手なテーマは後回し。きらめき算数脳がめんどくさい、嫌な物と思わせないようにする事と先送りにすることで本人の成長を待ちます。
1学年下のきらめき算数脳で苦手なテーマの所だけやっても良いですね(*^-^*)
また、実際に試せることは試せるようにしてあげるのもおススメです。パズル問題なんかは早生まれ家ではコピーしてパーツを作ってそれで実際に試行錯誤させてみます。
いきなり頭の中で試行錯誤は難しいです。
いきなり一人で試行錯誤せず、何問かは親が付き添って試行錯誤のやり方を教えてあげましょう。
<参考記事>
どうやってもきらめき算数脳が解けない時は・・・
きらめき算数脳は元々持ったセンスが大きいように感じます。
センスの乏しい子がきらめき算数脳で0→1になるのではなく、元々のセンスが1以上あった子がそれを更に伸ばす問題集だと早生まれ母は思います。
もしパパ・ママ塾で試行錯誤してやってみてもダメな時は遺伝的要素(パパ・ママもきらめき算数脳的な問題が苦手で説明が下手)もあると思います。
きらめき算数脳ができなければ受験できないわけではありませんので、他のパズル系問題集や思考力系問題集をやるか、プロの手を借りたほうが良いように思います。
きらめき算数脳はママ塾よりパパ塾がおススメ
きらめき算数脳は子供に付き合うにも根気が必要ですし、ママってどうしてもお小言が多かったり細々教えてしまいますよね(笑)
きらめき算数脳はどちらかというと男性が好みそうな問題が多いので、パパ塾に丸投げしてしまったほうがママもお子さんも幸せになれるように感じます。
早生まれ家では最初はパパ塾で、一人で解けるようになってからはママ塾でやりました。
きらめき算数脳を解くときにおススメ色鉛筆
きらめき算数脳は数種類の色塗りがあるので色鉛筆が必須です。
でも色鉛筆って一回塗ると中々消えなくて、なんだかぐちゃぐちゃになってお子さんのやる気がそがれてしまいますよね。
ですのできらめき算数脳とセットで購入していただきたい色鉛筆「フリクション色鉛筆」です。
消しゴムのカスもでませんしね(*^-^*)
早生まれ母はこれ無しのきらめき算数脳は考えられないぐらい重宝しています。
最後に
早生まれ娘はきらめき算数脳をやり始めてからひっかけ問題に引っかかりにくくなったように感じました。
また、難しい問題にあたった時にも何も考えずに「わからない~~~~!!」とは言わず、全く意味がない考えであっても取り合えず考えてみることはやるようになりました。
根拠がないので大きな声では言えませんが、問題文や前提が理解できるようになってから割とスラスラ解いていたのは七田式幼児プリント(特にちえ)をやっていた効果もあったのではないかなと思っています。(簡単になった類似問題がちょこちょこありましたので)
きらめき算数脳は表示の学年よりは難しめの問題集ではありますが良問ぞろいですし、できるようになると自信にもつながりますね(*^-^*)
苦手であっても得意であっても学年にとらわれず簡単な物からチャレンジしていくのが一番よいのではないかなと思います。
もしはまってくれれば、計算などの必要が無いので学年以上のきらめき算数脳に取り組むこともできますよ(*^-^*)
ちょっとお高い問題集ですがその価値はあります!
ぜひ取り組んでみてくださいね(*^-^*)
きらめき算数脳 入学準備~小学1年生 ずけい・いち (サピックスブックス)
きらめき算数脳 入学準備~小学1年生 ずけい・いち (サピックスブックス)