早生まれ娘は先取りで9級に該当する学年(2年生)より前に漢字検定9級に合格しました。
10級の対策が簡単だったので9級も余裕でしょ~。と思って親子共々痛い目を見ました。
この記事では早生まれ母の苦い経験からママ塾で先取りで受験する漢字検定9級対策について書きたいと思います。
なお、10級の対策法に全部の級に必要な対策を書きましたのでよろしければそちらもご覧くださいね(^^
漢字検定9級の概要
漢字検定10級の出題範囲は小学校2年生終了相当の240文字です。
試験時間は40分、満点は150点で約80%なので120点程度取れれば合格です。
10級と比べてみる
10級 | 9級 | |
出題範囲 | 80文字 | 240文字 |
わ~お!160文字も増えています!
9級では
- 新しく覚える漢字が160文字
- 10級の80文字と合わせた熟語など
が出題されます。
会場
公開試験の場合の試験会場はこちらを参考に。
公開試験の会場とは別に準会場という会場もあります。
準会場だと家の近所で開催されている事もありますし、公開試験とは日程が異なるため、公開試験で都合が悪い場合は近隣の塾に問い合わせて準会場で受験させてもらえないか聞くのも手です。
学習ペースを考える

試験範囲の漢字は240文字(新しい漢字が160文字+10級の漢字80文字)です。
新しい漢字が10級の倍ありますので、10級よりも漢字を覚える期間は長く必要になります。
また、漢字字体も10級に比べると画数が多い漢字が出てきますので10級と同じペースというのは難しいかもしれません。
早生まれ娘の場合
10級受験時に公文で漢字を全然覚えてなかった反省を生かし、公文で新しい漢字が出てきたらフォローするようにしていたので漢字1文字づつ覚えるのには公文2年生教材をやった半年間、その後過去問を1か月半で合格しました。
漢字が増えることで問題の幅が広がる
過去問やってびっくり仰天
10級同様、1文字づつ覚えたから~と思い過去問に取り掛かりました。
前回は1か月前だったのに1か月半前から取り組んで私エライ!!とか思っていたのですが、過去問やってみて驚きました。
なんだって?漢字覚えてるのにどうしてこんなにできてないの??

焦った私は娘の間違いを分析してみました。
一文字で複数の読み方があることをよくわかっていなかった
10級の漢字では漢字一文字に対して複数の読み方を教えることはほとんどありません。
※例えば「赤」という漢字も1年生では「あか」としか教えず、「セキ」という読み方での言葉はでてきません。
例えば娘は「楽」は「ラク」のみしか覚えておらず「楽しい」を知りませんでした。
10級の時に比べ、読みの情報量が増えていることに気が付いていなかった早生まれ母の失敗でした。
熟語問題が増えている
9級からは熟語の問題が増えてきます。
※10級では対象の漢字が少ないので熟語にできないのだと思います。
例えば「新聞」
「新」と「聞」は2年生で習う漢字です。でも「新」と「聞」を知っていても「しんぶん」と言われて「新聞」は書けませんよね。
なので、10級とは違い1文字づつ覚える事+熟語を覚えることが必要になってきます。
また、↑の読み問題とも通じていて「楽」の場合「音楽」のように「がく」という読み方だけではピンと来ないので熟語で読みを覚える必要もありました。
熟語=語彙勝負
じゃあ熟語を覚えればいいのね!と思ったのですが、早生まれ娘はとりあえず丸暗記のような事が苦手なので
「帰国」ってどういう意味?
「新米」ってどういう意味?
の質問攻め・・・・。

とりあえず辞書を引いて辞書の文を読み上げて、それでも分からなければ説明をしました。
ついでだったので自分で辞書の引き方も教えましたが、熟語の漢字を教えたうえで意味も教えるのは予想しておらず、かなり時間がかかりました・・・・・。
9級対象の漢字でできる熟語だけど普段の生活で使わなさそうな言葉がたくさんあって「語彙の壁」を強く感じました。。。。
熟語の学習もネットのプリントが便利
小学生向けのプリントを無料で公開してくれているサイト様がたくさんあります。
2年生の熟語のプリントなども公開してくださっているので熟語の補強にも使えました!
でも各々の漢字は2年生の範囲だけど漢字検定でも出ないだろうと思われるような難しい熟語(例えば上京のような)言葉も出てきますので、その点お気を付けください。
トメ、ハネ、ハライを問う問題が出る
9級ではトメ、ハネ、ハライを問う問題が出ます。
8級では出ないのですが、8級以上ではトメ、ハネ、ハライはできて当たり前、ということなんじゃないかな~と思います。
トメ、ハネ、ハライ問題以外でもトメ、ハネ、ハライ間違えるとペケになりますので小さな頃からしっかりと覚えるようにしておきましょう。
これは10級から意識していたので全く困りませんでした。
結局どんな感じで勉強したのか
漢字一文字づつ覚える(主に公文)
↓
過去問1回やってみる
↓
真っ青になる
↓
熟語のプリントや手持ちの漢字辞典の熟語を覚えさせる
↓
過去問
こんな感じだったので過去問は全部解けませんでした。。
使った教材たち
その他オススメ教材
知り合いに勧められて8級受験の時に使ってみたらすごくよかったです。
一文字づつ覚えて後にこれをやってから過去問やればよかった。
10級を受験せずに9級から受験する方は受験形式に慣れるためにオススメです。
9級受験後の早生まれ娘の変化
- 漢字を大量に書いたせいか、筆圧が強くなり、字がキレイになりました。
- 語彙が各段に増えました。
- 辞書を引くようになり、引くのも早くなりました。
9級受験後の早生まれ母の反省
10級と同じようなもんでしょ~と思っていたのが大失敗でした。
10級が終わってからすぐに9級の過去問を見て傾向と対策を立てから学習計画を立て、9級対策をするべきでした。。。
また、語彙の壁を大きく感じたことで普段早生まれ娘と会話する時には早生まれ娘に通じるように言い換えていましたがやめて、大人と同じように話すようにしました。
もちろん「それってどういう意味?」攻撃です。
でも9級で感じた「語彙の壁」はお勉強だけで乗り越えるものではないと思ったのです。
「言葉」です。普段の生活で感覚的につかんでいくことも大切ではないかと思いました。
子供の学力向上には「普段の生活」で接し方を変えるのが子供が一番理解しやすい方法だと思っています!
漢字検定のお勉強だけで学ぶのでなく、普段の生活にも取り入れていってみてください!
8級につづく
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